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スーパーGT2013 第3戦 セパンサーキットへ行って来ました!


  • 6月13日(木)〜18日(火)の日程で、『スーパーGTレース2013 (第3戦)』を戦う為に、セパン・インターナショナルサーキットに行って来ました。

    K4-GP 24時間耐久レースで戦った、マレーシアのセパンサーキットへ、今年2回目の出張です。

    13日(木)の朝、関西国際空港を出発し、クアラルンプール国際空港へ!何度も来ているので問題なく入国し、問題なくレンタカーを借りる・・・ハズが、借りる予定の車のトランクが閉まりません(涙)レンタカー屋さん達が寄ってたかって修理を試みますが、直りません。暑い国へ長時間の飛行機移動後、風通りが悪く、非常に暑い駐車場で彼らの修理を1時間以上眺めます。

  • ここらで交渉を始めます。同価格でビックサイズのクルマへのチェンジをしてくれと。ボスに連絡を取って貰ってる間も修理は続きます。

  • 直る訳はないんです。彼らの工具箱を見たら・・・なんとなくそう思いました。

    「チェンジするクルマが明日しか戻らない。」→「それでは1日分のレンタル料をカットしてくれ!」→「それは無理だ!」→「じゃあ、私が直すからギャラをくれ!」→値段交渉中・・・→話がまとまり、スーツケースに入れてきた私の工具で修理する事10分、トランクは無事に閉まり、ギャラをキッチリ受け取り、やっとホテルへと移動が出来ました。

    後日には、もう1台のレンタカーがパンク→私がタイヤ交換。レンタカーに忘れ物→最終日に引き取りなど、レンタカーにまつわるトラブルに滞在中見舞われる事にw

  • 14日(金)は『設営日』です。

    前入りしたチームが、コンテナからPITに移動してくれている機材を設営したり、長い船での移動をしたレースカーの確認や、足回りのセット確認をしました。

  • 『任意車検』は、セパンでは各チームが非常に時間を掛けます。理由は・・・車検場の地面がかなり適当に(水平ではなく、うねっている感じ)作られているから。レースでは決められた車高のギリギリまで下げたいのですが、位置によっては日本では問題ない車高でも、セパンの車検場ではダメという事が良くあるんです。今回も車検待ちに2時間位を要しました(汗)

  • 今回は横幕選手に代わって、茂田選手が#9のシートに座る事になりましたので、蜜山選手から茂田選手という順番でドライバーチェンジの練習を長時間行いました。最終的には15秒ほどで交替が出来るまでになり、右側タイヤ交換にNAC(中日本自動車短期大学)の学生さんを起用する可能性がある為、PIT作業練習もレースウィークを通して行いました。

  • 15日(土)は『公開車検』から。

    この日から、いよいよサーキット走行が始まりますので、セット変更を複数回行いながら、マシンをコースに合わせていきます。

    結果的には、午後から予定されている『予選』を前にセットが決まりきらず、博打ではありますが、ここでセットの大幅変更を敢行しました。

  • 『公式予選』では、大幅変更したセットに「行き過ぎ」があったようで、タイムには反映されなかったものの、方向性を確認出来た19番手から、決勝のグリッドが決まりました。

  • 16日(日)は『決勝日』です。

    今回は海外戦という事でレースクイーンさんはお休み。という事で、元レースクイーンで現チームマネージャーの青木さんが代わりにグリッドガールです。さすが!決まってますね!!


    決勝は、まずは蜜山選手がステアリングを握ります。スタートも決まり順調にポジションを上げて行き、26LAPほどでPIT IN! 右側タイヤ交換を本番初めて行ったNACの学生さんも大きな失敗は無く、通常通りのPIT OUTのハズが・・・メーターに異常を知らせるインジケータランプが点滅し、再始動が出来ません。必死で再始動を試み、1〜2分ほどのロスを出しながらもエンジン再始動!マシンがコースに戻ります。

    PITでのロスで順位を17位ほどに落としてしまいますが、今回S-GTに初参加の茂田選手も頑張って、前を行く2台に追いついていく展開です。ただチェッカーまでには少し足りないかな・・・?と思った最終LAPに無線から「PITに戻るよ!」・・・え?最終LAPですので、エンジニアからは「チェッカー受けて!コース!コース!!」と数回のやり取りがあり、結果的には他のマシンがチェッカーを受けていく中、#9はPITに戻ってきました。マシンを見て納得、GT500クラスとの接触があり、右前の足回りが折れて走れる状態では有りませんでした。レース後の裁定で30秒のペナルティが加算され、19位で完走扱いでレースを終了しました。

  • レース後、チームは5人を残して急ぎ空港へ。

    残った5人で『撤収作業』を進めます。海外戦の為に「カルネ」という先に提出している税関申告用の書類の通りに梱包していきます。私は2月のK4-GPセパン、5月のS耐韓国と海外戦が続きましたので馴れたものです。

    翌日17日(月)は、さらに1人減り4人で、梱包した機材をコンテナに運び、暑かったセパン戦が無事に終了!夜の飛行機まで市内観光をしたりして時間を潰して、翌18日(火)の朝に無事帰国をしました。