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スーパーGTレース2011 第7戦 オートポリスに行って来ました!


  • 9月29日(木)の夜中出発で「スーパーGTレース 第7戦」に参戦する為に、オートポリス(大分県)へ行って来ました。

    大分県までの移動は、飛行機組&フェリー組&自走移動組とチーム内でも分かれましたが、私達は工具などの荷物も多く、木曜日は夜まで「オートラボ」通常業務を終わらしてから移動がしたかったので、一番キツイ自走移動を選択しました。


    今シーズンのスーパーGTレースも、特別戦を外すと残すところは後2戦のみ。第7戦はHW(ハンディウェイト)が半減され、最終戦の第8戦ではHWが消滅しますので、マシンの性能差がより出やすくなり、我が『JLOC』陣営的には厳しい戦いが予想されますが、なんとか念願の1勝を挙げる事が出来るように気合を入れつつ九州に上陸しました。

  • 30日(金)は『搬入&設営日』です。

    手早く搬入&設営を済ませて、予備車検を行い、翌日の走行準備を整えて終了。ホテルは熊本県でしたので、熊本名物の辛子蓮根などを日本酒の熱燗で頂きつつ、楽しい熊本の夜を過ごしました。


    10月1日(土)は『公開車検』からです。

    2年ぶりとなりました、ここオートポリスでの「スーパーGT」のレース開催。九州の熱いファンの方たちから「お帰りなさい!スーパーGT 待っていたよ↑」などの嬉しいのぼりも上がっていました。私も、九州のGTファンの方たちの「熱さ」は覚えていましたから、今年の再開催は楽しみにしていました。

  • 1日(土)午前中には『フリー走行』が行われました。

    このフリー走行で、足回りのセッティングを煮詰めて行くのですが、序盤のタイムはクラス中でもトップタイムでしたが、ステアリングを握る「関口選手」からのコメントは、どんどんと変化しつつ悪化する内容でした。そして、PITに入るLAPには燃圧降下症状も出て、緊急PIT INして原因を探りました。

    原因はタイヤを外した直後に判明しましたが、左リア側のダンパー部分の損傷でした。一目で判るほどの、ダンパー&ロッドの曲がりに再使用は不可能と判断したのですが・・・交換する為の予備パーツの用意が無く、なす術も無くフリー走行時間が終了してしまいました。

    予選を前に、燃圧降下症状の対策としては、ポンプリレーやレギュレーターの交換をしました。

  • その後に行われた『公式予選』までに、なんとかダンパーパーツを間に合わせようと、同時開催の「GTアジア」にエントリーされているチームさん達に聞いて回りましたが、残念ながら同じダンパーを使用しているチームを見つける事が出来ませんでした。

    これにより#88は予選不参加で無念のノータイムとなりました。調子の良かった#86は一回目の予選を5位、#87は8位で終了し、10位以内が選出される「スーパーラップ予選」に危なげなく駒を進める事が出来ました。

    「スーパーラップ予選」では、#86 青木選手の気迫のドライブで2位を獲得。#87 織戸選手も気合の入ったドライブもスピンを喫してしまい、タイム出す事が出来ずに終了しました。

    予選後の再車検の際に、#31に「最低地上高違反」が見つかり、スーパーラップタイムが抹消され、#87が繰上げ9位からの決勝グリッドが決定されました。(第2戦富士では、#88が最低重量違反で予選1位タイムを全て抹消され、最下位スタートを喫しましたが、#31はスーパーラップタイムのみの抹消で10位スタートという裁定に、少し不満も残る内容でしたが・・・どうなんでしょうね?)

  • 予選後に「キッズウォーク」が行われました。

    今回は#88 JLOCレースクイーン(白組)さん達は2人のみでした。

  • #87 リールレーシングクイーンさん達です。

  • #86 JLOCレースクイーン(黒組)さん達も2人です。

    予選2位の坂本選手は・・・・・・喜びの余り(?)壊れちゃってますねw


    この「キッズウォーク」が行われている最中、予選2位となりました#86の再車検が車検場で行われ、ホイールベース寸法が提出されている書類の寸法と異なる事が判明。これにより#86&#87&#88の3台ともに、車体の各部寸法の測定と、書類の記載変更を命じられ、翌日のフリー走行までの再車検が命じられました。

    #88はこの日の夜遅くまで、破損したダンパーのオーバーホールと、ロッドの製作&交換などが行われ、なんとか最下位スタートながら、決勝のグリッドにつく準備を整えました。

  • 2日(日)は、決勝前の「フリー走行」を前に、前日に言い渡された「再車検」を済ます為に、朝から3台のランボルギーニを車検場に並べますが、ここで前日に記載変更を行ったはずの書類や、他にも色々な問題が出て・・・・・・非常に時間が掛かり、OKの裁定が出るのを待っている間に、無情にもフリー走行がスタートされます。前日に予選を走っていない#88をなんとかフリー走行時間に間に合わせようと、チームが優先的に協力してくれ、再車検合格を果たしたあと車検場から急いでPITへ戻って準備しました。

    PITに戻ってみると、3台分のPITにマシンは1台もないのに、ドライバーさん達は準備完了しながら不安そうに待つという、異様な状況でした。

    走行準備を済ませ、今大会で初めてステアリングを握る事になった井入選手を、なんとかコースに送り出せたのは走行終了3分前で、時間内に2LAPのみを走行する時間しか残っていませんでした。

    #86&#87は、#88を優先的に車検をさせて貰ったので、走行時間に間に合いませんでした。(予選&フリー走行を両方不参加でノータイムの場合、決勝レースへの参加を拒否される可能性が高かった為です。)

  • 一時は、グリッドに着く事も出来ないのかも?と不安になりましたが、なんとか最下位ながらもグリッドに着け、レースが出来る事の喜びを感じながら、スタート進行を行って行きました。

  • 『決勝レース スタート』

    #88は井入選手で21位から、#87は織戸選手で9位から、#86は坂本選手で2位から250q先のゴールに向かってスタートを切りました。

    スタート後、#86坂本選手は3位にポジションを下げますが、3台ともに大きな混乱もなくLAPを刻んで行きます。

    JLOCの3台中、一番最初の25LAP目ポジション9で#88がPITに入ります。この時#87がポジション4、#86ポジション2。#88はタイヤ4本交換&給油をして関口選手に交代してマシンをコースに戻しました。

  • 今回は、珍しい上からのPIT作業写真を撮って貰えました。

    #88がPITに入ってくる瞬間です。

  • リアタイヤ交換。(ここからドライバーチェンジも同時スタートです。)

  • リアタイヤ交換後、給油開始。

  • 給油終了後、フロントタイヤ交換。

  • PIT作業終了という流れですね。(ちなみに、このPIT作業で私は右手首の筋を伸ばしてしまい、現在は手首固定療養中です・・・。)


    この後、27LAP目PIT IN前にスピンを喫し、ポジションを5に後退させてしまった#86がPITに入り、タイヤ4本交換&給油をして、青木選手に交代してマシンをコースに戻しました。

    33LAP目まで引っ張って、ポジション3でPITに入った#87も、タイヤ4本交換&給油をして、余郷選手にステアリングを託しました。この直後、#87にはPIT作業違反の「ドライブスルーペナルティー」が命じられ、ポジションを下げてしまいます。

  • 「レース終了」

    まともに走行する事が出来なかった#88は、最下位スタートながら12位でチェッカーフラッグを受ける事が出来ました。#87は16位、#86は最終LAPの怒涛の追い上げで6位入賞を果たして、レースが終了致しました。


    今回のレースは、土曜日&日曜日と非常に色々な事が起こり、精神的に疲れるレースウィークとなってしまいましたが、諦める事なくチーム一丸となって協力した結果、なんとかグリッドに着ける事が出来て、無事にレースが出来る喜びを再認識する事になりました。結果的には少し平凡な12位というリザルトですが、私には週末を通して見て、上出来な順位だと思います。まともに練習走行&セッティング時間も取れずに、ほぼぶっつけ本番のレースで頑張ってくれた、井入&関口 両ドライバーに感謝します。

    次戦、最終戦の茂木までに手首を治して、後悔の無いレースを出来るように頑張ります!!